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青色可視光でCPEを殺菌

青色光の殺菌作用は知っていましたが、結構前から臨床応用も検討されているんですね。
こうした技術が確立されれば、より安価に、しかもpotableで殺菌ができるようになりますかねえ。
プラ○マクラスターとかよりはいいかな。生物への影響はあまりないようなのですが、全身に浴びたら一時的に表面の菌がいなくなるのでしょうか。

Halstead FD, Ahmed Z, Bishop JRB, Oppenheim BA. The potential of visible blue light (405 nm) as a novel decontamination strategy for carbapenemase-producing enterobacteriaceae (CPE). Antimicrobial resistance and infection control. 2019;8:14.

【背景】カルバペネマーゼ産生腸内細菌科(CPE)は現代医学における脅威である。この耐性菌の拡散伝播を抑制する新しい方法を検討しなくてはならない。青色光はもともと抗菌活性をもっており、我々は以前に2つのCPEを含む分離株のパネルのバイオフィルムに対する青色光の抗菌効果を実証した。この研究は、CPE(4つのbla-NDM、3つのbla-KPC、2つのbla-OXA-48、および3つのNDMおよびOXA-48カルバペネマーゼの両方をコードするもの)に対する青色光(405nm)の抗菌活性を評価するために行われた。

【方法】72時間経過したCPEのバイオフィルムに対して60mW/cm2 の青色光を曝露させた。 バイオフィルムの変化は、処理済みおよび未処理のバイオフィルムのOD値を測定することによって評価した。

【結果】12の臨床分離株(8つのK. pneumoniae、1つのK. oxytoca、および3つのE. coliを含む)に対し、青色光を5、15、30分間照射した。すべての菌は青色光が有効であり、曝露期間が長くなるにつれてOD値は減少した。 15分照射では5/12だったのに対して、30分照射では11/12で80%以上の減少が認められた。 CPE_8180は他のものより感受性が低く、30分で66%の減少しか得られなかった。

【結論】青色光はIn vitroにおいて、CPEバイオフィルムを減少させるのに有効であった。臨床および環境への応用における消毒/殺菌剤として大いに有望である。


ちなみに青色光で虫も死にます。ヒトも網膜はダメみたいですね。

Commented at 2021-07-06 08:59
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by vice_versa888 | 2019-01-29 00:09 | 感染制御 | Comments(1)

私見と自分の勉強のための備忘録です(感染症を中心に呼吸器および内科全般)。何か間違いがあればご指摘いただければ幸いです。臨床と研究、GeneralistとSpecialist、仕事と家庭、理想と現実。最適解がわからずいつも悩んでいますが、揺れ動く自分の立ち位置を確かめながら前進したいものです。


by vice_versa888