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多剤耐性グラム陰性桿菌の感染管理に関連するアンケート結果

アンケートは結果の解釈が重要です。


規模の大きな病院ほど検査などへのコストを割ける可能性が高いので、規模に比例して耐性機構の検査、菌株同一姓検査を自施設で行える施設が増えるのは当然です(Q6-8)。より簡便な検査機器の低コスト化(マルチパネル検査など)が進むことも必要ですが、保健所や周囲の大学・研究施設などと必要時に連携を取れるように準備しておく・してもらうことが重要そうです(Q9)。
特に中小病院では個室病室の確保が困難なところも多いので、接触予防策の徹底はより重要です(Q12-16)。カーテンの交換や清掃状況についてはコストの面もあるので、うまく選択と集中を行う必要があります。
ESBLsへの対応はその施設内の発生状況によって異なることが予想されますが、その通りでした(Q17)。
洗浄方法についても施設の規模を反映した結果でした。
消毒薬の使用期限の設定については、中小病院へのさらなる徹底をお願いする必要がありそうです(Q28)。
アウトブレイク時における対応についてもESBLsについては分かれる結果でした(Q33)。
積極的監視培養の対象についても明確に指針を設けて、対応をお願いする必要があるでしょうか(Q36,37)。

全体を通して
●地域における感染制御ネットワークの構築・強化(感染症診療のレベルUP・アウトブレイク時の協力)
●特に中小病院では“選択と集中” もっとも重要なところ・患者に医療資源を割く
が重要な点でしょうか。

私も微力ながら院内・地域の感染症診療と感染管理の底上げに寄与できればと思います。


by vice_versa888 | 2019-06-14 22:24 | 感染制御 | Comments(0)

私見と自分の勉強のための備忘録です(感染症を中心に呼吸器および内科全般)。何か間違いがあればご指摘いただければ幸いです。臨床と研究、GeneralistとSpecialist、仕事と家庭、理想と現実。最適解がわからずいつも悩んでいますが、揺れ動く自分の立ち位置を確かめながら前進したいものです。


by vice_versa888