師走。やっぱり忙しいですね。以前ほどの更新頻度は難しいのかもしれませんが、細く長くを目標に頑張ります。
さて、約10年ぶりに深在性真菌症の診断基準(European Organization for Research and Treatment of Cancer and the Mycoses Study Group, EORTC/MSG)が改訂されました。とはいえ、そんなに大きな変更点はないのですが。
この間に様々な分子標的治療薬が登場し、薬剤による免疫不全も少し変わりました(より強力かつシンプルに)。
診断について言えば、スタンダードはやはり微生物学的診断ですが、深在性真菌症を発症する様な患者さんはそもそも具合が悪い人が多く、適切な検体採取が困難なこともしばしばあり、実臨床では血清診断などが使用されます。
この10年の間にPCR検査の知見が増え、MALDI-TOF-MSやT2Candidaなど新しく、より迅速に菌の同定ができる検査が臨床レベルまで普及してきました。これにより、10年前の診断基準と比較してprobableに入る患者が増えたはずです。
日本ではβ-D-グルカン検査が(やや過剰なくらい)頻用されていますが、欧州ではそうでもないようです。したがって英文の文献が非常に限られています(少しずつ増えてはいます)。限界を知れば非常によい検査方法であり、遺伝子検査と比べてもコストは小さいはずですから、これらを上手に組み合わせるのがベストではないでしょうか。
実臨床では微生物検査にこだわるのはもちろんですが、患者さんによってはエンピリックな抗真菌薬治療が必要な方もいます。
改訂になった点の背景を理解し、適切な診断・抗真菌薬使用に努めたいと思います。
以下、元文献より(一部抜粋)
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